代表者メッセージ

「楽譜をコピーすると作曲家が干上がる」と聞くと「まさか」と思われるかもしれません。が、「風が吹けば桶屋が儲かる」のと同じようなこと。あなたが今、演奏しようとしている曲の楽譜がコピーだとしたら、それは作曲家を、ひいては音楽を干上がらせることにつながっているのです。
わたしたち作曲家や作詞家は、心を込めて音楽を作ります。そして作った曲は、誰かに演奏されてはじめて音楽になります。その「誰か」に届けるために、出版社が橋渡しをします。あなたがそれを演奏し、お客様に聞いていただくことによって、音楽が人に届きます。作曲家が生み出したものが、人から人へと楽譜の形で手渡され、演奏され、音楽になり、聴衆に心が届けられる。その途中で行われる「楽譜」のコピー、それは作曲家の「心のコピー」に他ならないのです。
一作曲家としてはっきり言えば、「あなたの曲なんかタダで十分、コピーでたくさん」という方に演奏していただきたくありません。それでは、私の心は聴衆には届かないからです。演奏するあなたと一緒に音楽を作り、育て、聴衆に届けたい。ともに心の声を、お客様に響かせていただければと願っています。
楽譜コピー問題協議会(CARS)
代表幹事(作曲家)